中古マンション査定対象の我が家を見直してみよう
2011/11/23 9:08 pm
十年も経てば新築マンションも中古マンションの一つに数えられるだろう。ただ、自分の家でもあるマンションが管理人や住人の扱いが良かったのか、未だに築十年を感じさせない佇まいになっているので、郵便受けに中古マンション査定のチラシが入っていた時はなんて場違いなんだろうと自分の思考を棚に上げて考えていた。何枚かは直にこのマンションの購入者に家を売ってくれといった旨が書いてあるので我が家の人気の程が伺える。
自身の生まれも育ちも、更には両親の故郷も東京であり、田舎にある木造建築の祖父母の家というものに縁がなかった人間なのでいつかは一戸建てに住んでみたいというのが私の夢だ。生まれてこちら十数年は集合住宅住まい。マンションが立ち並ぶ住宅街の静けさは好きだけれど、出来れば閑静さをそのままに人口密度がもっと低ければいいと思っている。そんな今の私に中古マンション査定のチラシは渡りに船と言えた。
両親と姉妹で暮らしてきたマンションの一室は、現在は私と両親が住んでいる。妹は既に一人立ちしているので頃合いもいいだろう。私は小さい頃からの夢を現実にするべくチラシを隅々まで見渡して固まってしまった。このマンションの一室を購入した際のお値段は知りたくても教えてはもらえなかったが、中古マンション査定のチラシを見る限り決して安い買い物では無かった事を悟る。同時に自分の夢が淡い夢物語だという事も分かり、マンションの管理人が設置した不要紙の入れ物に紙きれを放った。